妊婦さんに必要な葉酸を青汁で摂る

厚生労働省は赤ちゃんの先天性異常のリスクを減らすため、妊婦さんが葉酸を積極的に摂取することを推奨しています。
葉酸を摂取するにはいろいろな方法がありますが、その方法のひとつが青汁を飲むことなのです。

なぜ妊婦さんに葉酸が必要なのか

葉酸の働きは、遺伝子の元となるDNA(デオキシリボ核酸)の生成を促すことです。
細胞分裂が行われる際には、まず遺伝子が複製されます。
このときにDNAが足りないと複製がうまくいかなくなり、細胞分裂が妨げられてしまうのです。
赤ちゃんはもともと受精卵という1つの細胞だったものが、細胞分裂を繰り返して人間の形になっていくのです。
妊娠初期に細胞分裂がうまくいかないと、神経管をはじめとする重要な組織がうまく作られなくなってしまいます。
実際、葉酸を積極的に摂取することで、二分脊椎症や無脳症といった神経管閉鎖障害のリスクを減らせることが分かっています。
厚労省が妊婦さんに葉酸の積極的な摂取を推奨しているのは、このためです。

青汁は時期に合わせたものを選ぼう

青汁には、この葉酸が多く含まれているのです。
ただ、青汁といっても原料によって含まれている栄養素は大きく異なっています。
三大原料といわれる大麦若葉、明日葉、ケールでは、一番葉酸が多く含まれているのはどれでしょうか。
100グラム当たりの葉酸含有量は、ケールが120マイクログラム、明日葉が100マイクログラム、大麦若葉が40マイクログラムです。
葉酸の含有量という点では、大麦若葉以外の2つがリードしています。
ただ、妊娠中後期になると貧血になりやすいため、鉄分の摂取も重要になります。
鉄分の含有量は大麦若葉が4.16ミリグラム、明日葉1ミリグラム、ケール0.8ミリグラムで、大麦若葉がリードしています。
葉酸が重要な妊娠初期はケールか明日葉を原料としたもの、鉄分が重要な中後期は大麦若葉を原料としたものというふうに、妊婦さんは時期に合わせた青汁を飲むのがおすすめです。