青汁に含まれるカリウムと腎臓機能

青汁にはいろいろなミネラルが含まれていますが、その中でも重要なもののひとつがカリウムです。
ただ、カリウムは腎臓機能の状態によっては体に悪影響を及ぼす可能性があるため、摂取に注意が必要なミネラルでもあるのです。

血圧を下げ、むくみを解消するカリウム

カリウムの働きは、体内のナトリウムを排出するものです。
ナトリウムも体にとって必要なものですが、過剰に摂取すると浸透圧を上げ、血圧の上昇につながってしまいます。
塩分の過剰摂取が高血圧につながるのは、このためです。
また、水分を集める性質もあるため、ナトリウムが多い部位には水分が集まり、むくみが生じる原因にもなってしまいます。
カリウムはこのナトリウムを排出する働きがあります。
カリウムによって体内のナトリウム量を適切に調整することで血圧の上昇を防ぎ、高血圧を予防するのです。
また、カリウムには利尿効果もあり、体内の余分な水分の排出を助けてくれます。
ナトリウムと水分を同時に排出することで、むくみ解消が期待できるのです。
青汁の三大原料の100グラム当たりのカリウム含有量は、明日葉540ミリグラム、ケール420ミリグラム、大麦若葉320ミリグラムで、いずれもカリウム摂取には役立ちそうです。

人工透析を受けている人は注意を

ただ、人工透析を受けるほど腎臓機能が弱っている人は、カリウムの排出がうまくいきませんので、高カリウム血症を招いてしまう可能性があります。
高カリウム血症は重症になると心不全を引き起こし、命にかかわる可能性すらあるのです。
人工透析を受けている場合、1日当たりのカリウム摂取量は1500ミリグラム以下が良いとされています。
青汁の三大原料のカリウム含有量を見ると、明日葉ベースの製品はこの上限を超えてしまいやすいので、注意する必要があるでしょう。

どれほど体に必要な成分であっても、飲む人の状態によっては体調悪化の原因になることもあります。
青汁に含まれているカリウムは、その典型的な例と言っていいでしょう。